【オルタナティブスクール未来学舎】
子ども達の久しぶりの元気な姿、いつもの活気。そして笑顔、笑顔、笑顔。長めの対話でそれぞれの夏の話をしてもらい、そして仕事(勉強)の時間へ。
その対話と勉強の時間で、夏が終わり一人一人が何かしら考え動き始めたのがわかり、その成長も伝わってきました。誰かにさせられているわけではなく、自身がそうありたいという事で起こる変化は力強い。今日、この初日に多くの子ども達にそれを感じることができました。
主体的とはそういう事。
サークル対話を教室まで来れない子も参加できるようにZoomを使って、リアルとオンラインのハイブリッドで実施してます。オンライン参加している子がストレスとならないように写真の様な環境を整えています。
漢字が大大大嫌いなK君。無理やり勉強させることは簡単ですが、ゆっくりゆっくりと言葉がけをずっとしてきました。一人、また一人と自ら学習に向かい始める姿を見て、そして色々なきっかけとなる事が自分に起きると、不思議とあんだけ拒絶していた漢字から自ら感情を入れずに向き合い始めます。シンプルに『身につけたい』や『身につけよう』という意思で動いているからです。
『ふん』と特別な説明をする事なく差し出してくれた箱の中身はS君がお母さんと一緒に作ったドーナツでした!いっぱい食べる事ができる自分好みの美味しさ!
S君に限らずですが、子どもは『〇〇をしてみたい!』と思ったら、それに突き進もうとする力が自然と備わっています。だから、彼だけではないのですが、特に自身から湧き上がる『〇〇をしてみたい!』を邪魔しない様に、むしろすぐに実現に向けて動くことを大切に未来学舎ではしています。
未来学舎では昼食は給食ではなく、自炊です。ですが、S君は『玉子焼きを作りたい』と思い、作り始める様になってからは、度々自分で朝準備したお弁当を持ってくる様になりました。そして、その延長の『〇〇をしてみたい』が、この日のドーナツなんだなと。
自分ができることで、周りが喜んでくれる。良い経験ですよね。